カナダ政府が新しく受け入れ予定の英語テストPTE
PTE(Pearson Test of English Academic)とは
PTE(Pearson Test of English Academic)とは、Pearson Educationが開発した、英語の能力を評価するためのテストです。このテストは、特に、留学や海外の仕事を希望する人々にとって、英語能力を評価するためのツールとして、オーストラリアやニュージーランドでのビザ申請時に、たくさんの人に受けられている英語のテストです。
最近カナダ政府も、ビザ申請時の英語能力判定テストとして、2023年後半からIELTS、CELPIPに加えてPTEも取り入れ予定と発表しました。
IELTSとCELPIPとの比較
PTE、IELTS、CELPIPともに英語を第二言語とする人々のための、グローバル標準化されたテストで、4技能(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)を評価します。詳細を比較していきましょう。
テスト形式
PTE コンピューターベース
IELTS ペーパーベース、コンピューターベース
CELPIP コンピューターベース
PTEとCELPIPは完全にコンピューターベースで行われます。スピーキングとリスニングのセクションでは、コンピューターに向かって話したり、オーディオを聞いたりします。読解とライティングのセクションでは、コンピュータースクリーン上に文章が表示され、キーボードを使用して回答を入力します。
IELTSは、紙ベースの形式とコンピューターベースの形式の両方があります。
リスニングパート
PTE あらゆる国のアクセント
IELTS あらゆる国のアクセント
CELPIP カナダのアクセント
各国のアクセントとありますが、IELTSはインドアクセントもリスニングパートに含まれます。インドのアクセントは聞いた方はわかると思いますが、本当に聞き取りにくいです。IELTSを受ける場合、リスニングパートにかなり重点をおいて対策をした方がよさそうです。
それぞれに単語や数字の入力、ショートアンサー、複数の選択肢、マッチング、サマリー、ハイライトの間違い、ダイアログの完了など、さまざまな種類の問題が含まれます。
試験開催日
PTE 月1〜2(東京と大阪。カナダではほぼ毎日どこかしらで開催)
IELTS 週1(ペーパー版) 月2(コンピュータ版)
CELPIP 毎日(カナダではほぼ毎日どこかしらで開催) 月1(東京)
PTEは年間通して随時受験できます。受験申し込みは試験前日にネットで申し込み可能といった点で急いでいる方には最適です。
試験費用
PTE $280〜330CAD
IELTS $325〜339CAD 25,380〜26,400円
CELPIP $280CAD 25,000円
※会場によって費用が違います。
結果が出るまで
PTE 1-5日
IELTS 2週間(ペーパー版) 1週間弱(コンピュータ版)
CELPIP 4~5日
スピーキングセクション
PTE パソコンに向かって
IELTS 試験監と対談形式
CELPIP パソコンに向かって
まとめ
こうやって比べると、大きな違いは、紙で受けるか、パソコンで受けるか。
そしてスピーキングセクションを試験監と喋るか、パソコンに向かって喋るかだと思います。
ちなみにコンピューターベースだと、ライティング時のスペルチェック機能も使えるのもメリット。これは目視でキャッチできないスペルミスを防ぐのに役立ちます!
きっとこれからペーパーベースも廃止されていくんだと思います。この移住ウェルカムな波にのって、英語テスト廃止します!なんてカナダ政府が発表する日がきますように!