海外で投資をしてお金を増やしたい
皆さんはお金はどのように保管されますか?
・貯金箱に入れる
・銀行に預ける
・投資する
多くの日本の方は銀行に預けるという選択をとられているのではないのでしょうか? 私もそうです。
ですが日本のGDPが下がり続けている中、海外の市場に目を向け、海外の銀行で口座を開き投資する方も増えて来ると思います。
そんなわけで今日は投資をしたことがない方向けに、海外で投資をしてお金を増やす方法をシェアしたいと思います!
Tax Free Saving Account (TFSA)
まずはこちら。
Tax Free Saving Account、略してTFSAは、一般的な投資口座とは異なり、投資した資金の利益について、非課税で運用することができる口座です。
日本でいう積立NISAのようなものにあたります。
カナダのTFSAの場合、限度額は物価水準に合わせて調整されるのですが、2023年現在は年間6,500カナダドルとなっています。そしてその限度額に満たなかった場合その翌年に繰越しができます。
つまりTFSAの口座を通して投資した場合、年間6,500カナダドルまでの投資であれば、その投資で得られる配当金は非課税です といったもの。
投資をグッと身近に感じられますね!
TFSAを開設できる銀行はたくさんあります。すでに普通口座を持っている銀行にTFSAを併設する形もいいですし、投資商品を先に決めてからそれに結びつく銀行でTFSA口座を開くのもいいと思います。
※カナダのTFSAの開設時は、カナダのSINナンバーが必要です。
そもそも配当金とは?
配当金とは、株式投資において、企業が利益を上げた場合、その一部を株主に分配する、この分配された利益のことを配当金と呼びます。
配当は半年毎や四半期に一度で、投資した金額に対して0〜5%がおおよその目安。(利益が出ていない会社の株を買った場合、配当がないこともあります。)
例えば6,500カナダドルを投資金とし、3%を得た場合、1ドル=100円の単純計算で、650,000円×0.03=19,500円が配当額となります。
誰でも株が買えるの?
基本的には、成人であれば誰でも株式投資を行うことができます。
株式投資をするためには、証券会社やネット証券などを利用して、証券口座を開設する必要があります。
リスクがあるんじゃないの?
あります。ですがS&P500(全米インデックスファンド)をご存知でしょうか?
S&P500とは、アメリカ合衆国の主要な株価指数の1つで、標準普ア500種株価指数(Standard & Poor’s 500 Index)の略称です。この指数は、アメリカの主要な500社の上場企業の株価を基に算出されていて、企業の市場規模や業績、取引量、流動性などを考慮して選ばれた銘柄で構成されています。そして主要な500社は、毎年再構成され、企業の業績や市場の状況などによって、構成する良い企業が入れ替わることがあります。
500社のまとまりのようなものなので、極端な例ですが、500のうちのひとつの会社が株が下がりました〜となっても、残りの499の会社の株が下がっていなければ、一つくらい大したことじゃないよね、という話。ひとつではなくたくさんに分散させることでリスクヘッジですね!
他にもリスクヘッジのために色んな銘柄を組み合わせたポートフォリオ:「投資信託(ファンド)」を証券会社が作っているので、ひとつの銘柄に全てを投資するよりも、より多くに少しづつ配分させる方が◎です。
S&P500の株価は、短期間で上がったり下がったりを繰り返すのですが、年単位の長い目で見るとじわじわ上がっているので、リーマンショックでもない限り少し下がったからといって慌てて売却しなきゃ〜なんて思わないでください。コロナでもガクッと株価が落ちましたが、約半年後には回復しています。
長くホールドする場合は、むしろ株価が下がった時が買い増しのチャンスだと思っています。
Tax Heaven
また配当金にかかる税金が全くかからない国もたくさんあります。
特にケイマン諸島は、世界的に有名なタックスヘイブンとして知られていて、日本人にもとても人気で、多くの外国人向け証券会社があります。
非課税投資枠を超えてしまったら、もともと税金がかからない国を選択肢に取るのもあり!かと思います。
国債
つらつら〜と色々紹介してきましたが、最後にご紹介するのは国債です。
国債とは、国が発行する債券のこと。
国が投資家からお金を借り入れる際に、投資家に発行する債券であり、投資家が国債を購入することで、国に資金を貸し出すことになります。
償還期間や金利などの条件は、発行する国によって異なります。
国債の特徴は、発行元が国のため、元本として投資したお金を、償還時に返してもらえなくなるリスクが非常に低いことです。そのため、安定した運用をしたい方、リスクを避けたい方向けです。
また、国債は流動性が高く、一度購入した国債を売ることが簡単。
なので短期的な運用にも向いています。
また、国債には、固定金利型(Fixed-Rate)と変動金利型(Variable-Rate)がありますが、一般的には固定金利型(Fixed-Rate)の国債が多く発行されています。つまり、国債の発行時に定められた金利が償還期まで変わらないので安定した収入につながります。
会社株はハイリターンが望めるけどリスクがあるし不安。ローリターンでも元本(最初に預けたお金)が保証されている債券の方が安心という方は国債はいかがでしょうか。 (株は元本が保証されていませんが、株自体を売ってお金に変えることができます。)
最後に
銀行に預ける代わりに、資産を少しでも増やす方法があるならと、我が家はローリスクのものを検討しています。
非課税口座のTFSAは日本国内にいながら開設することはできないので、カナダに行ってから開設予定です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!